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ベースでも使えるの?
AMPから[ダイレクト]タイプを選択することでベースでも使用可能。
[ダイレクト]ではアンプに通した音ではなくドライサウンドが出力される。
つまりギター向けのアンプを通さないということ。
実際にそのドライサウンドを録ってみた。(コンプ、EQなど使用せずフラットな設定)
練習のモニタリングや演奏カバー動画用の音を録音する程度なら十分。
また、ギターにも言えるがドライサウンドで録音すれば
後からアンプシミュレーターで好きなアンプの音を自由に被せることも可能なため、
録音にも使用したいユーザーにとっては[ダイレクト]タイプは重宝されるだろう。
チューナー機能はあるの?
ご覧の通りチューナー機能はない。
そもそもあっても位置的に下すぎて見にくい。
なので別途で用意する必要がある。
※新製品のFender Mustang Micro Plusでは搭載されている。詳しくはこちら。
Fender Mustang Microの携帯性を踏まえるとクリップチューナーが最適解。
もし予算があればUNITUNEを強くおすすめする。
こちらは測定誤差が脅威の±0.02セント程度と高精度でプロの現場でもよく見る。
生産コストが上がり年々値上がりしているため、早めの購入をおすすめする。
スピーカー機能はあるの?
スピーカー機能は搭載していない。
本体下部の3.5mmジャックからスピーカーに繋げれば出力は可能。
手持ちのエフェクターは繋げられる?
手持ちのエフェクターも繋げられる。
接続順番として以下の順番となる。
ギター/ベース→エフェクター→アンプ→EQ→エフェクター(Fender Mustang Microの空間系)
AMPを[ダイレクト]タイプにすれば、PC等と繋いだ際に以下のような使い方も可能。
ギター/ベース→エフェクター→DAWのアンプシミュレーター
AMPを[ダイレクト]タイプ以外の任意のアンプを使ってもOK。
ちなみに折りたたむとこんな見た目。
普段見ない姿だからか不思議な感じ。
『スマホ、タブレットでもオーディオインターフェースとして使える?』
Windows、Macに限らずiPhoneやiPad、Android端末など幅広く使用可能。
使用する端末のDAW側で入力デバイスに「Fender Mustang Micro」を選択してあげればOK。
ただ、注意点が一つある。
以下の理由から付属の”USB-C” to “USB-A”のケーブルとは別途ケーブルの用意が必要。
- 充電用の前提でありケーブルが短く、繋げながら演奏が不可能
- USB-A端子を搭載しない端末へは繋げられない
※補足
エフェクターを挟む場合はギター/ベースからエフェクターまでのシールドが長ければ端子変換やUSBハブへの接続でOK。
以下に端末毎のおすすめのケーブルをまとめたのでご参考まで。
・USB-C to Lightningケーブル
iPad 無印 第9世代まで
iPad Mini 第4世代まで
iPad Air 第3世代まで
iPad Pro 9.7inch /10.5inch / 12.9inch第2世代まで
iPhone 14シリーズまで
・USB-C to USB-Cケーブル
iPad 無印 第10世代以降
iPad Mini 第5世代以降
iPad Air 第4世代以降
iPad Pro 11inch / 12.9inch第3世代以降
iPhone 15シリーズ以降
直近4-5年以内発売のAndroidタブレット/スマートフォン
『各LED表示色とその音色タイプ、全部把握できなくない?』
クリーン/クランチ/ハイゲインそれぞれで自分のプリセットを作るのが賢い使い方。
といいつつプリセットを記憶する機能がない。
そのため付箋に自分のプリセットをLEDカラーでメモし本体裏にでも貼るのが吉。
また、Fender公式から音色について以下のPDFが共有されてるのでダウンロード推奨。
「Fender Mustang Micro Plus」が新たに登場
2024年に入りFender Mustang Micro Plusなる新製品が登場した。
後継機ではなく機能が追加された上位モデルといったところだ。
無印機(Mustang Micro)と異なる、且つ実際に恩恵を受けそうな主な点は以下の通り。
・小型ディスプレイが搭載
・チューナー機能が搭載
特に選択中プリセットを把握しやすくなった点は大きい。
様々な音色を切り替えてプレイしたいユーザーはディスプレイ表示は非常に助かる。
逆にいくつか決まった音色でプレイする人は無印機(Mustang Micro)でも十分だろう。
差額が4,000円程度あるため、差額分に少し足せば高性能なチューナーを手に入れるのも良い。
まとめ
・2024年時点で最強のギター/ベース練習用機材で間違いない
・2024年4月から現在も生産停止中のBOSS「KATANA:GO」の唯一の代替品
・類似製品のIK MULTIMEDIA「irig HD 2」、VOX「amPlug 2」と比較してもコスパが良い
・Mustang Mirco Plusとの主な違いは小型ディスプレイとチューナー機能